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クリルオイルの科学的根拠

クリルオイルと、その主要成分であるリン脂質、オメガ3、コリン、アスタキサンチンに関して、これまでに80,000件以上の研究が報告されています。

クリルオイルにおいては、ヒト試験、in vitro試験、in vivo試験を含め、135件以上の研究が報告されています。このうち50件以上はヒト臨床試験 であり、心血管、関節、認知機能、肝臓、眼、筋肉、女性の健康、皮膚、運動パフォーマンスなど、さまざまな領域における健康維持に関する知見が示されています。

 

心血管

クリルオイルにはオメガ3 EPA/DHA、リン脂質、コリンが豊富に含まれています。これらの成分の働きにより、中性脂肪の低下、コレステロールの改善、炎症の軽減を通じた心血管の健康維持に関わることが示唆されています。一部の研究では、クリルオイルは魚油と比較して、血糖値やコレステロール値に寄与する可能性があることが示されています。

関節

炎症応答の調整を通じて、こわばりの緩和、可動性の向上などの関節の健康維持との関連が示唆されています。関節の快適性や動きやすさの指標において、短期間での変化が報告された研究もあります。

認知機能・脳

クリルオイルに含まれるオメガ3 EPA/DHA およびコリンは、脳細胞の保護や認知機能に関わる栄養素として知られています。記憶や注意力、認知機能の改善などの脳の健康維持に関わることが示唆されています。また、リン脂質として存在することにより、吸収されやすく、脳へ供給されやすい特性が注目されています。

肝臓

クリルオイルは脂肪蓄積や脂質代謝、炎症の軽減を通じて、肝臓の健康維持に関わることが示唆されています。オメガ3脂肪酸 EPA/DHAおよびリン脂質の働きを通じて、中性脂肪やコレステロールの低下を助け、肝機能の維持に寄与する可能性が報告されています。また、肝臓における脂質代謝の改善による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)のリスク軽減との関連も研究されています。

クリルオイルはドライアイの症状軽減や涙液分泌、眼表面のうるおいの改善などにより、眼の健康維持に関わることが示唆されています。オメガ3 EPA/DHAは酸化ストレス応答に関与し、眼の機能維持に関わることが示されています。また、リン脂質として存在することにより、吸収されやすく、関連する栄養素の利用効率に関する特性が注目されています。

皮膚

クリルオイルは皮膚の水分量や弾力性の改善、炎症の軽減により皮膚の健康維持に関わることが示唆されています。オメガ3脂肪酸およびリン脂質は、皮膚構造やバリア機能に関与することが報告されています。さらに、アスタキサンチンは紫外線(UV)に伴う抗酸化作用に関わり、しわの軽減や外観の変化に寄与することが示唆されています。これらの相乗的な作用により、皮膚のうるおいや質感など全体的な皮膚の健康を維持する可能性が考えられています。

女性の健康

クリルオイルは月経前症候群(PMS)や月経困難症の症状緩和などの女性の健康維持に関与することが示唆されています。ヒト臨床試験では、月経に伴う痛みや気分に関する指標、鎮痛薬の使用を軽減したことが報告されています。また、オメガ3に由来する抗炎症作用を通じて、ホルモンバランスなどの全体的な健康維持が期待されています。

運動パフォーマンス

クリルオイルは運動誘発性炎症の軽減、回復時間の改善、筋機能など運動パフォーマンスを高めることが示唆されています。オメガ3は筋損傷や筋肉痛を軽減し、アスタキサンチンは酸化ストレスへの応答に関わることが報告されています。これらの作用を通じた回復や持久力への影響は、アスリートや日常的に身体活動量の多い方にとって有用である可能性があります。

全身の健康

クリルオイルはオメガ3 EPA/DHA、リン脂質、アスタキサンチンといった複数の栄養素を含んでいます。これらの栄養素は、心血管、脳、肝臓、関節、皮膚などさまざまな領域の健康維持に関与する可能性が示唆されています。また、炎症の軽減やコレステロール値の改善、認知機能に寄与することが報告されています。さらに生体利用率に特性があり、全身の健康や細胞レベルの機能維持を目的としたサプリメント素材として注目されています。

筋肉の健康

クリルオイルは筋力、筋量、神経筋機能を高めることで筋肉の健康維持に関わることが示唆されています。研究では、mTORシグナル伝達の活性化や筋タンパク質合成に関わる経路への関与により、サルコペニアなどの加齢に伴う筋機能低下に寄与することが報告されています。また、オメガ3は炎症や酸化ストレスを軽減し、運動後の回復を改善する可能性が示されています。

クリルオイルを含むサプリメントをご使用の際は、既往症のある方、医薬品を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、事前に医療従事者にご相談ください。サプリメントは、バランスの取れた食事や適度な運動に代わるものではありません。
*クリルオイルは甲殻類由来成分が含まれています。

*オキアミ(クリル)は甲殻類に分類されますが、日本では、エビやカニで問題となる主要なアレルゲンとの関係や臨床報告の状況を踏まえ、アレルギー表示の対象外として扱われています。

参考文献:塩見一雄. (2009). 「えび」,「かに」 のアレルギー表示の義務化. 日本水産学会誌, 75(3), 495-499.