クリルオイルの適切な摂取量は?
摂取量の目安
オメガ3を補うためのクリルオイル
オメガ3 EPA/DHAの推奨量は、国や機関によって異なります。一般的には、世界保健機関(WHO)および欧州食品安全機関(EFSA)が、健康維持を目的としてEPA・DHAを合計250mg/日の摂取を目安としています。一方、日本や韓国などでは、より高い摂取量(約1,000mg/日)が推奨されています。
良品質なクリルオイル (High quality krill oil) では、約1〜1.5gの摂取により、約250mgのオメガ3を補うことが可能です。
クリルオイルの継続的な摂取により、オメガ3指数の改善が示唆されています。
オメガ3指数とは、血中のEPA・DHA量を評価する指標であり、心血管リスクの評価にも用いられています。一般に、オメガ3指数の変化が確認されるまでには、約8〜12週間を要するとされています。自宅で採取したサンプルを送付することで測定できる検査キットも市販されています。
オメガ3指数の改善のスピードは、初期のオメガ3レベル、摂取量、個々の代謝特性などによって異なります。
クリルオイルを含むサプリメントをご使用の際は、既往症のある方、医薬品を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、事前に医療従事者にご相談ください。サプリメントは、バランスの取れた食事や適度な運動に代わるものではありません。
※クリルオイルは甲殻類由来成分が含まれています*。
*オキアミ(クリル)は甲殻類に分類されますが、日本では、エビやカニで問題となる主要なアレルゲンとの関係や臨床報告の状況を踏まえ、アレルギー表示の対象外として扱われています。
参考文献:塩見一雄. (2009). 「えび」,「かに」 のアレルギー表示の義務化. 日本水産学会誌, 75(3), 495-499.
日常的な健康維持の目安:1日1g
クリルオイルの摂取量に迷う場合は、まず1日1gを目安に摂取する方法が一般的です。この摂取量でも, 心血管、関節、認知機能、肝臓、眼、筋肉、皮膚、運動パフォーマンス、女性の健康など、幅広い領域の健康維持 に関与することが示唆されています。
特定の目的に応じて摂取量を調整したい場合は、以下の目安をご参照ください。
全身の健康維持
1日摂取目安:500mg〜2g
ヒト臨床試験:17件
この摂取量の範囲において、オメガ3 EPA/DHA、リン脂質、アスタキサンチンのそれぞれの働きを通じて、心臓、脳、関節、眼、肝臓、筋肉、女性の健康、さらに細胞レベルでの健康維持に幅広く寄与することが示されています。
心血管
1日摂取目安:500mg〜4g
ヒト臨床研究:8件
中性脂肪値の低下やコレステロール値の改善(HDLの増加、LDLの低下)に関連することが報告されており、心血管系の健康維持が示唆されています。また、クリルオイルは魚油と比較して中性脂肪値を低下させることが示されています。
関節
1日摂取目安:300mg〜4g
ヒト臨床試験:3件
クリルにおける関節の快適性の改善やこわばりの軽減、可動性の向上、炎症の軽減に関する研究が示されています。クリルオイルがわずか7日間で関節の健康に変化をもたらしたという研究も報告されています。
認知機能・脳の健康
1日摂取目安:2g
ヒト臨床試験:1件
記憶やタスク処理能力といった認知機能に加え、脳機能全体の維持に関わることが示唆されています。高齢者を対象とした研究では、脳への酸素供給や認知機能の改善が報告されています。
肝臓
1日摂取目安:1g〜4g
ヒト臨床試験:2件
肝臓への脂肪蓄積の軽減や、脂質代謝の改善、肝機能の維持に関与する可能性が示唆されています。また、血糖コントロールの改善や肝臓の脂肪低減との関連についても研究が報告されています。
眼
1日摂取目安:2g
ヒト臨床試験:1件
ドライアイ、涙液分泌、眼表面のうるおいの改善が期待されています。
筋肉の健康
1日摂取目安:4g
ヒト臨床試験:1件
特に高齢者を対象とした研究において、筋力や握力、筋肉量を増加させることが示唆されています。6ヶ月間の摂取により、筋力や筋サイズの改善が報告されています。
皮膚
研究における摂取量:1〜2g
ヒト臨床試験:4件
皮膚の水分量や弾力性の改善を通して皮膚の健康を維持することが報告されています。オメガ3 EPA/DHAおよびリン脂質は皮膚バリア機能を高め、水分保持をサポートするとともに、経皮水分蒸散(TEWL)を軽減することで、皮膚の潤い維持に寄与することが報告されています。また、皮膚の弾力性の改善や加齢に伴う変化の軽減も示されています。
女性の健康
1日摂取目安:2g
ヒト臨床試験:2件
月経痛の軽減、気分の改善、月経前症候群(PMS)の症状緩和が示唆されています。
運動パフォーマンス
1日摂取目安:2g〜4g
ヒト臨床試験:6件
クリルにおける運動誘発性炎症の軽減、筋肉の回復などを含む全体的なパフォーマンスの向上に役立つことが示唆されています。クリルオイルのアスリートを対象とした研究では、炎症マーカーの低下や回復を早めることが示されています。








